記録映画という雰囲気の作品。国鉄の労働者が機械化により仕事がなくなっていく様とか、出世に差が出る話や組合の話など、あの時代の空気が伝わってくる。プライベートと仕事の境があまりなく、会社の同僚を仲間と…
>>続きを読む最後にあそこに辿り着くとは…おお、おお、面白い。『家族』と逆ルート。新幹線の博多開通、東から西へ、蒸気機関車の減少、石炭、色々なメタファーが…。子供の頃、毎年車から見た夕張の石炭住宅も軍○島みたいに…
>>続きを読む名女優の左幸子さん。テレビでお見かけしたことはあれど、映画は観たことがなく、この唯一の監督も手がけた作品がお初。女性らしさというものがあるとすれば、この力強く骨太な映画もまたそうなのかもしれないと…
>>続きを読むほんと、「美人かもしんないよ」って言われて鏡台に映る左幸子の顔…その後の札幌へ向かうバスのなかで夫にその報告をする左幸子のまんざらでもない表情、野天風呂で泳ぐ幸子…こういう図々しいシーンを盛り込んで…
>>続きを読む左幸子唯一の監督作。
とにかく、国鉄労働者たちが働くその姿の実直さに胸をうたれる。変わりゆく時代に翻弄されながらも、その仕事に誇りをもっている。
おそらく実際にそこで働いている人たちの顔、そして手…
観たことある脇役のおばちゃんだった左幸子が音羽信子クラスの女優だと思い知ったのは、今村昌平の『にっぽん昆虫記』と元夫羽仁進の『彼女と彼』でだった。経歴みれば日本人初ベルリン映画祭女優賞受賞者、田中絹…
>>続きを読む国労と左プロダクション提携映画。1970年代、国鉄合理化、マル生、第二組合鉄労、スト、婦人会など政治的な色合いもあるが、それよりも近代化の中でこぼれ落ちていく人たちを丁寧に描いている。今になってみる…
>>続きを読む地道に働く労働者の怒りや誇りに寄り添った内容で、こんなに地味で(最高の誉め言葉)真面目な映画なかなか無い気がする。左幸子って何者なんだ。「喜劇女生きてます」や「にっぽん昆虫記」での存在感もスゴかった…
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