このレビューはネタバレを含みます
当時、映画館で観たはずなのに、最初の方の突入場面ぐらいしかはっきり覚えてなかった。
あとは奥さんの印象も少し残っていた。
多分、あの事件にそんなに大勢でガラス割ってまで突入いるのか?大袈裟だなぁっていうのと、奥さんの髪型がなんだか似合ってないなぁ浮いてる感じがするという違和感で印象に残っていたのだろう。
ストーリーのほとんどのシーンを覚えてないのはなぜか。寝てはない。私が映画館で寝ることは過去に一回しかないし、この映画ではない。
ただ、今回観ていて先が読めたので、一回観た記憶があったということかもしれない。
約20年前の映画で2054年の未来を描いたこの作品は今でも見劣りはしない。
しかし、実際にあんなに進んでいるかなぁ?海外はどんどん進んでるかもしれないけど、日本はどうか。今のところ、どんどん置いていかれている。
ストーリーとしては、犯罪を未然に防ぐということだが、結局のところ、未来は変更できるという、というか、人間がどうしても関わるため印象や思い込みで解釈が変わるという杜撰なシステムだ。予知能力に頼り、断片なので、なぜそうなったかという心の中の事情や背景もわからないため欠陥がある。エコーとマイノリティリポートは削除してしまうし。
そう考えると、あらゆることが未来らしい映像なのに、結局のところ、人間が入り込むと完璧はないのだという現代でも変わらないテーマなのだ。