20240217
元町映画館にて舞台挨拶付きを。
最近のバラエティやニュース番組での東出昌大の出演はほぼ観たが、ゴシップ的な扱いや芸人のふざけた態度にうんざりした。『WILL』は確実に違うだろうと信じて観に行くとその生臭さと臓器のポエジー、横たわる鹿の死体が並ぶ様はどこかゴダールみたい、ああ血は赤、それも鮮血なのね、、、。器官なき身体と化した何かの呻くような声が聴こえた気がした。
そしてパンフレットは必読で、これは東出昌大のドキュメンタリーなのだが、彼の師匠だったり先生だったりメンター的な役割を担う人たちが何人か登場する(著作だけが登場する人もいる)。その人たちの書く言葉、話す言葉に直接触れることができるのはとても大切。だからこそ、サインと抱き合わせにして皆に買わせるのは正解だと思った。ただプロデューサー的な人物がふたり、文章を書いたり対談に参加したりしているあれはゲスくて勘弁してほしかった。