国家権力

WILLの国家権力のレビュー・感想・評価

WILL(2024年製作の映画)
3.8
唐田えりかとの不倫報道からの、離婚や事務所退所で心身にダメージを負った東出昌大が狩猟を通じて吹っ切れてゆく様を追ったドキュメント。
獣を猟銃で追いかけつつも、週刊誌にカメラで追われるという歴史上類を見ないハンター兼ターゲットの生活を、MOROHAの音楽を添えていただく映画。

「評判よかったら見るかなー」ぐらいのスタンスだったけど、ジャックアンドベティのサイトに舞台挨拶があると書いてあり、オンライン予約の座席表を見ると残り1席。
『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』での立ち振る舞いが面白かったのと、「実物見れるんだ」というミーハー心で勢いで購入。

『世界の…』ででっくんの不倫報道後の生活についてある程度知っていたので、それ自体に驚きは無い。
狩猟ドキュメント自体はいくつか見た事があるけども、有名人ならではの出来事が既存の作品との一線を画している。

日々生きるとは何かを考え続けて行動する人もいれば、健康の為のアクテビティとして活用する人も居る。
そんな猟師によって異なる猟や獣に対する思想の違いも見もの。

この作品を見る人は色々考えるかもだが、自らの手で獣も殺めずに、この映画だけを見て命の何たるかを考えるのは傲慢である気もする。

"東出会"と揶揄された面々やら、追っかけてる記者達も普通に出て、交流している姿もスクリーンに映される。

課外授業で訪れてると思わしき子供達との交流シーンが面白かった。
「可哀想だけど肉は旨い!」
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