東出君の人生を写しているだけでなく、食べて生きていくことや。死生観についてを考えさせてくれるドキュメンタリー。
彼を見ていると、元々は山に住む動物が街の生活に合わなくて故郷へ帰っていく様でもあり、住処を奪われ人里に降りていく鹿の様でもある。
犯したことは罪だけど、それは彼のピュアさ故な気がする。もっと悪どい不倫いっぱいあるのにね。
パパラッチ側のインタビュー映像は貴重。奴らだって狩人だ。仕事は食べていくための行為だけど、狩人と同じで罪の意識はゼロにはならないのかも。
彼のことをよく知らなかったけど、福田村事件の配役がハマり役過ぎる。
そして、コムアイも鹿でリンクしている。彼の髪を切ったというエピソードもかなり重要。
親より子供が優先的に殺される鹿や、殺された時に目を閉じないことを思うと苦しくなる。生きるとは残酷 という言葉では薄っぺらいけど、もっとなんとかならんのか。
エリザベス宮地だし、MOROHA好きだし滅茶苦茶合ってたけど、ちょっと入れ込み過ぎに感じた。
