ノラネコの呑んで観るシネマ

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.2
例によって、古代の邪神を封印された呪物から解き放ってしまい、凍結の危機を迎えたNYを守るため、バスターズの人たちが頑張る。
新旧のバスターズを揃えるためか、複数のプロットが同時進行し、なかなか話が進まない。
それぞれのエピソード自体は面白いし、ちゃんと終盤に集束して伏線になってるのだが、ボスキャラ出てくるの遅過ぎと思ってしまった。
あとクライマックスが、バスターズ本部の小さな消防署の中だけで展開するので、ややスケール感に欠ける。
とは言え決してつまらない訳ではなく、良質なファミリーエンタメに仕上がっている。
今回、息子ライトマンは共同脚本にとどまり、監督は前作の共同脚本家のギル・キーナンにスイッチしているが、彼も監督経験豊富なだけに手堅い仕事をしている。
ところでポール・フェイグの撮った、女性版ゴーストバスターズは、無かったことになってしまうのだろうか。
個人的にかなり好きなので、次回作で邪神が次元の扉を開けると、そこは彼女たちが活躍するもう一つのNYで、邪神を倒すために共闘する・・・とかどっかで見たような話にしてくれると、胸アツなんだけどな。