やり残したものをやり切るとき、本線になる
舞台はあのニューヨークの消防署跡に移ったスペングラー家ことゴーストバスターズの物語になり、オリジナルの4人へのアクセスが容易になる。
コメディとしてのルックは強く感じ、田舎にいたみんな、いつの間にニューヨークにいるのだ?と感じつつも、そんなことどうでもいいなんて思わせるほどにリラックスして映画を見ている気分。
そんな中に、ビル、ダン、アーニーの誰かが死ぬまでやるつもりではないでしょうね、と思ってしまうくらい3人とも当たり前のように出てくる。きっと思い入れのある作品だろうしね。
前作は卑怯すぎだったし、今回は泣かないだろうなと思っていたのに、暗がりでゴーストバスターのテーマ流れるとボロボロ涙した。
私は幽体離脱でもしていたのでしょうか。
連日の秀才な科学に長けた人物の苦悩を見るとはね、と思うほどにロバート・オッペンハイマーとフィービー・スペングラーが重なって見えてしまう。一方は現実、一方は空想であるにしても。