散歩

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの散歩のレビュー・感想・評価

3.0
中盤過ぎるまで全然具体的に展開していかないので多分10年ぶりくらいに鑑賞中に時間を確認しちゃいました。個人的にはすごく退屈な続編でした。フィービーの物語としてもこれだけ時間をかけて結局何の成長があったのかが全然見えなかったし、家族の物語としても「スパイダーバースを見習え!」ってくらいに酷かったポール・ラッドが扉に向かって語るシーンから何でフィービーとの関係がああいった着地になるのか全然分からなくて、「あれで良いなら、もう気分の問題じゃん!」ってちょっとイラッとしました。クメイル・ナンジアニが滑り降りてきてからのシーンも流れが止まってイライラしたし、最後に市民がワーッって集まるお約束感とか主人公だから最後とりあえずハッピーにして祭り上げとく感じとか、敵対している(今回に限っては特に何も悪くない)市長が最後にとりあえず気まずい感じにさせられる感じとか、「お前ら、とにかくこういうのやっとけば喜ぶんだろ」って感じにしか見えなくて個人的にはかなり気分が悪かったです。せっかく新しい世代でシリーズ化したのに前作以上にグイグイな同窓会感とかミニマシュマロマンのいる意味のなさは正に「こういうの」を象徴してるなってって、最後の最後まで思わされました。
あと、、、ようやく話が予告編にあった展開になってくれて、超強くてヤバそうなゴーストが出てきたのに、クライマックスがずっと基地内で構図も対峙してるだけってなんなの?凍ったNYっていかにもエンタメ的に面白い舞台が用意されたのにそれが全く利用されなくて、いやぁ、ホント意味分かんなかったですね。予算の問題?


「何でfrozenなsummerの映画を春に公開するんだ!」って観る前から疑問だったんですが(ホーンテッド・マンションの前例もあるし)、原題はFrozen Empireなようで。何で変えないとダメなの?
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