オトメチカ

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのオトメチカのレビュー・感想・評価

3.5
元々のゴーストバスターズが80sのポップアイコンとしてあまりに優秀なもんで今も懐かしく擦られまくってるけど、映画としては元々こんくらいの規模感の、こんくらいの軽薄さのやつじゃなかったっけ? という気がしているので、まあ、諸々こんなもんでしょ、という感じ。しかし軽薄な中でもOB・OGの存在感がありすぎて、しかもみなさん達者なもんで、ポール・ラッドの影が薄くて笑った。いや、泣いたというべきか。主演なのにねえ。
予告で皆さまご覧になったであろうNY中が凍りついて、あちこちに恐ろしげな氷の棘が生えるシーンまでで全体の3/4は使う感じ。長い。そして街がそんななのに、人々は逃げ惑いつつもわりと「さむっ」「こわっ」みたいな感じのテンションでスタバ持って空を見上げてて、多分今回のラスボス、0killです。凍傷かなんかでけが人数名出したかな。自分が復活するための作戦もかなり運任せのガバガバです。そんなに悪いやつじゃなかったのかもしれない。蘇ったあとのキャラデザも面白くなかったので、もしかしたらあまり制作側に愛情注いで貰えなかったのかもしれない。マシュマロマンはあんなにキャラバリエーションあったのにね。不憫。
クメイル・ナンジアニのコメディリリーフっぷりは良かったです。常に画面の力を抜いてくれる気のいいとぼけた兄ちゃん、最高。
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