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ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのToShのレビュー・感想・評価

3.5
「ゴーストバスターズ」シリーズ5作目。真夏のNY、海の向こうから巨大な氷柱が大量に出現し、街は氷の世界に。日々、NYをゴーストから守っているスペングラー家は、その元凶がすべてを一瞬で凍らせるパワーを持つ史上最強ゴーストだと突き止めるが……。

本作は、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年)の続編。
初代『ゴーストバスターズ』の登場人物も出てきて、関連する小ネタも多いです。

映画は、擬似家族的な状態(父親の交代)から家族になれるのかどうかというところや、フィービーがゴーストバスターズから阻害されてしまう様子も描いていきます。

前作はどちらかというとジュブナイル作品という趣きだったが、今作はファンサービス寄り。新世代のゴーストバスターズが正式に活動。しかも舞台は旧ゴーストバスターズの本拠地ニューヨーク。懐かしのあの元消防署からサイレンを鳴らして車両ECTO-1が街を疾走するのを見ると、懐かしく感じる。

魅力的なキャラクターとゴーストの造形や演出、そしてゆるい世界観、何も小難しいことを考えず見られる映画は世の中に必要である。そして、今作『フローズン・サマー』にもそのゆるさは健在。
特にファンサービスに傾いたと言える今作は、ファン向けであるという点から万人に対して高い満足度を約束できるとは言わないが、少なくとも旧作が好きな人にはぜひ見て欲しい作品。
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