社会のダストダス

あまろっくの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

あまろっく(2024年製作の映画)
3.9
無知ゆえに尼ロックが酒の名前なのか、プロレス技なのかRockのジャンルなのか、何のことか知らなかったけど、事前にチェックしていた作品という訳でも無かったので、これは予想を超えて良かった。

鶴瓶師匠と中条あやみさんが夫婦という設定で油断させておいて、不覚にも結構感動してしまった。最近物騒な映画やSAN値がゴリゴリ削れるような映画が続いていたので、5回に1回くらいはこういうのを挟んでいきたい。

プライド高いニートの江口のりこさん、天使のような中条あやみさん、一家の尼ロックを自称する能天気な鶴瓶師匠。それぞれが見たままのキャラクターで裏表がない。でも、ゆるいホームコメディがずっと続くと思っていたら、そうでもなくという感じで。

序盤、リストラされるまでの過程がしっかりと時間を使って描かれていて、家族がそろうのは割と中盤くらいから。その後も、結構いろいろ起こり過ぎな感じもして、意外と3人が揃ったシーンは少なかったので、もう少し日常風景を見たかったとも思う。でも、中条あやみさんは今まで観た中でベストアクトと思えるくらい良かった。

タイトルは何だかんだこじ付けな気もするけど、まあ良し😂