中条あやみってこの人か！と初めて認識した。名前くらいでモデルなんでしょ？くらいしか知らんかったけどいい表情だった。
事前情報なしでタイトルだけ見て勝手に「尼さんがバンド組んでロックやる遅れてきた熱血青春実話系映画だなこれは」と思ったら全然違った。
キャラクターはみんな割と極端でコミカルだけど自己投影もしやすいわかりやすい話だからほとんどの人が楽しめると思う。
こいつ憎いなってのがいないのがある意味リアルで、普通に生活してても映画のようなドラマチックな敵役もいない凡人としては小気味よく見られる。
気が重たくなるようなシーンもないけど、きちんとテーマを感じられる。日常系の邦画を好む人間としては結構好きな映画。
家族ってのは定義とかよりも、その人が認めたらもうその人にとっては大切な家族。ただそれは相手に強要できるもんでもなく、お互いに家族であることを気づく感じるってのが大事なんだと思わされる。
芝居の切り取り方もわかりやすくて小難しいこと考えなくていいから、気合い入れてメメントとかそういうの観に行くより圧倒的にデートに向いてる。だから若者よ、デートに選ぶ映画は小賢しい脳みそは捨てて選ぶべきだ。迷ったらドラえもんかコナンがオススメだぞ。
