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Renaissance: A Film by Beyoncéのマツのネタバレレビュー・内容・結末

Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

スパンコールの服を着て、友人と見に行った。

最高でした。私自身、ビヨンセに詳しいわけではない状態で見に行ったけれど、セーフスペースを作り上げることは前提として、今まで虐げられてきたクィアカルチャー(勿論それだけではないけれど)各々が表現を高めあった祭典だった。
あれだけ大規模な、観客も含めてセーフスペースを作り上げるの本当に格好いい権力の使い方。自分の影響力を理解しているからこそできることだし、本当に人間としてどこまで完璧なのだろうかと思ってしまった。

ハニー・バレンシアガのヴォーギングで泣いた。ヴォーギングで泣くとは思わなかった。

最初の言葉も(妊娠線などを愛す等々)泣いた。

クルーの服が目立つようにされていた。スタッフがウォーキングを見ただけで泣くと思わなかった。

スタッフロールの名前に、ドライバーやケータリングまであったのが本当に隅から隅まで意識している。

娘があれほどのプレッシャーの中で踊り上げたところでも泣いた。「血統」という言葉で奮い立たせるのすごい。この奮い立つ感じ既視感あるなと思ったらジョジョだった。

衣装も本当に良くて、見ているだけで楽しめるのにそれだけでなく音楽も良く、

翻訳が気になったので、英語をそのまま理解できるようになりたいと思った。Nワードをそのまま出してて仰天したし、「クィアジェンダー イッちゃって」とか「ウツになる」とかも本当に言ってる…?となりました。あと女性的な言葉で翻訳するとか。
偏見や対立もない自分を解放できるセーフスペースを作り出すことに力を注いできたのに、こういう部分で急に現実が現れてくるの驚く。
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