映画の道化師KEN

コンテイジョンの映画の道化師KENのネタバレレビュー・内容・結末

コンテイジョン(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

現実の世界中で猛威をふるうコロナを予言したかのような作品。恐怖はウイルスより早く感染するのキャッチフレーズでウイルスパンデミックの世界を描く!

監督はオーシャンズシリーズで知られるスティーブンソダーバーグ。キャストはマリオンコティヤール、マットデイモン、ローレンスフィッシュバーン、ジュードロウ、グウィネスパルトロー、ケイトウィンスレットと映画ファンなら誰でも知っている豪華メンツ!

物語は香港を訪れていた1人のアメリカ人女性を発端にウイルス感染が世界中に広まっていくところから始まっていく。

この作品の注目すべき点は現実の新型コロナウイルスと同じく、接触感染、飛沫感染、空気感染を引き起こすウイルスにある。タッチパネルやドアノブ、手すりなどを通じての接触感染や感染者の咳による飛沫感染。飛沫が乾いてウイルスが空気中に漂う空気感染など、描写がリアルで感染の恐怖が伝わる。

更に、ワクチンや治療法もないウイルスの対応に追われる政府やワクチン開発が行き詰まる医師たちの苦悩の様子は観ている人の心を揺さぶる。そして、デマが拡散して市民が暴徒化するシーンは人間の醜さや愚かさが滲み出る。

コロナ渦だからこそ、観て欲しいそんな一本!