わしかずまの中の人

コンテイジョンのわしかずまの中の人のレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
4.0
【あらすじ】
香港から帰国したベス・エムホフは不倫相手に会うためにシカゴへ。
その2日後、ベスは死因不明で急死する。
同じ頃、香港、ロンドン、東京でも同様のウィルス感染が確認され、世界的なパンデミックへと発展する。

【事前情報】
コンテイジョンとは、接触感染の意味。
オランテス医師が感染ルートを辿って、感染源を突き止めようとする様を表している、良いタイトルだと思います。



👇以下、ネタバレ含みます👇
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【所感】
解剖して一目でヤバいって分かるのか・・・。
この部分が一番ショッキングな描写だったなぁ🙄

レンギョウが効くというデマだったり陰謀論などは、今作が公開された当初に鑑賞していれば、恐らくあまりリアルに感じられなかったと思うけど、現実に起こってみるとすごいリアルですね。
ウィルスが怖いのはもちろん、冷静でいられなくなった人間も同じぐらい恐怖の対象で、世界的パンデミックとなった状況では、ある意味当然の行動なのかもしれない。

そして、今作はキャストが豪華。
マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン・・・。
これだけの主役級の各キャストが淡々と自分の役をこなしていく。
流石と言うか、個性をぶつけることなく、リアリティを追求する演技で素晴らしいですね👏

【まとめ】
恐らく、いつか現実に起こるとソダーバーグは想定して本作を制作したのだろう。
以前鑑賞した類似作品の「アウトブレイク」と比べても、今作の方がよりリアルなパンデミックを描いていると思う。
アウトブレイクはドラマ性を重視していて、コンテイジョンはノンフィクションっぽさを重視している。
どちらも特色があって良い作品なのですが、コロナ禍においてはコンテイジョンの方が作品に没入しやすい印象です。
最悪、現実にも本作のような展開が考えられたと思うと、昨今の緊急事態宣言や一連の五輪開催に関しての出来事は、平和ボケだなと思わざるをえないですね😌