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コンテイジョンのryotaのネタバレレビュー・内容・結末

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

コロナがやっと落ち着いたかといった時に、こういう映画を観ると言うのもどうかと思うんですけども、まぁ改めて観てみると、やはりあのパンデミックは恐ろしいことだったんだなぁと改めてぞっとします。今観ると誰もが思うと思いますが、10年も前にこんな映画があったというのがなんとも空恐ろしい。

映画は2日目から始まると言う、ちょっとアレと思うスタートですが、あれあれよと言う間に感染が広がり、あっという間にパンデミックが世界中に広がっていきます。その様子が本当にコロナのパンデミックにそっくりに思えるし、感染経路の特定などをする科学者たちの様子が割り取り、リアルで妙にスリリングです。まるでコロナを予見してたかのようです。 各地で暴動が起きたり、ワクチンがなくてどんどん人が死んでいったり、まぁ多少の脚色はあるものの、今見ると本当にとんでもなくリアルで、オールスターキャストで描かれたこの作品がとても意味のあるものに思えたりもします。あまり観ていて気持ちの良いものではないし、サスペンススリラーとして楽しめるかと言ったら微妙ですが それはコロナを経験しているからであって、多分10年前にこの映画を見たらなかなか楽しいと思ってしまったかもしれません。ラストに1日目が描かれますが、所詮ウィルスの発生元なんて、どこが本当なのかは、偶然と自然の摂理と人の営みによるもので、厳密にはわからないのかもしれません。怖い。

私もいちどだけコロナに感染しました。何とか無事に生還しましたが、本当に人事ではなく 紙一重だった気もします。万が一次に恐ろしいウィルスが誕生した際には、速やかなワクチンや特効薬の開発を切に望みます。
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