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コンテイジョンのkazu1961のレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.4
▪️Title : 「コンテイジョン」
Original Title :「Contagion」
▪️Release Date:2011/11/12
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-183
▪️My Review
フォロワーの方から紹介頂きました。また、ネットで調べてみると、なんとNetflix やU-NEXTでは1月末から急激に伸びているとのこと。洋画ランキング1位を獲得しているんですね。
これは、今のコロナウィルスの状況と本作の内容が「予見していたのかと思うくらいリアル」だからでしょうね。
本作は、監督はアカデミー賞受賞監督のスティーブン・ソダーバーグ。マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットなどの豪華俳優陣が揃っているにも関わらず2011年公開当時の興行成績は芳しくなかったんですね。これは映画としては、ワクチン開発の辺りから冗長してしまったストーリー展開と当時としては話題に共感性が少なかったからかもしれません。
でも、今鑑賞すると場面の一つ一つにリアリティがあり、観入ってしまいます。デマと陰謀論の拡散、医療従事者の感染および伝染、買い占めや都市封鎖といった本作で描かれた事象の数々が現実に発生しています。
映画の中で「人は1日に2000~3000回も顔を触り、起きているときには1分間に3~5回顔に触る」と畳みかける台詞を発したケイト・ウィンスレットのシーンなんかもリアリティ抜群です。
映画自体の総評としては、先述したようにストーリーの冗長感はあるにしろ、緊張感があり、しっかりと知見に裏打ちされた脚本と優れたキャストによって支えらた、ある意味とても怖いディザスタームービーと言えると思います。
特にラストのDay1発生の起源は秀逸!!
物語は。。。
香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなります。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れます。謎のウイルス感染が発生したのです。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていきました。米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとします。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽ります。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していきます。。。
本作が日の目を見ることになったのはある意味とても残念です。世界が直面している危機と重ね合わせることができるほどのリアリティがあったからだとは。。。
映画では、R-0=2となり、死亡率も20〜30%と現在のコロナウィルスより過激な描写となっていますが、こんな可能性もあるんだという認識をしっかり持ってきっちりと、外出自粛や3密を皆んなで守っていくべきだということを再認識しました。。。

▪️Overview
スティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストを迎え、地球規模で新種のウイルスが感染拡大していく恐怖を描いたサスペンス大作。接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウイルスが香港で発生。感染は瞬く間に世界中に拡大していく。見えないウイルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。(参考:映画.com)
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