Asuuu

コンテイジョンのAsuuuのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.8
『本当に恐ろしいのは"ウイルス"ではなく"人"』

こんなコロナなご時世なので何かヒントになればなって思って見ました。
映画自体は見やすいです。大切なのは映画によるメッセージ。
感想のつもりが言いたいことをつらつらと書いてる生意気な学生の日記になりました



感想を一言で言うならば、
[コレが現実に起こったらおぞましいがそれが現実である]
ということ。

なぜなら誰でも最初は大げさって思うし公開したばかりとかなら尚更そう思ったろう
確かに映画だから多かれ少なかれ派手に脚色してる面もある。

だけどもこの数ヶ月で世界が大きく変わった出来事が起こるとさすがにコレを他人事にはできなくなる。

映画の世界が現実に、パンデミックなど想像してたことが今まさに起きてることに驚きを隠せないでいる。
(コロナ同様中国をはじめアジア諸国で流行った設定も今作が注目されている原因かと)



結局何が言いたいのかという結果論の話になるとこの映画だと分かりづらい、、
人によって受け取り方は様々に思ったが、
間違いなく「"ウイルス"よりも恐ろしい"人"という存在」については映画から伝わりやすかった。

それは伝染するからだけではなくて人がデマを流すこと。
それを信じ、不安や怒りを掻き立てられたり面白がったりして
《人が人でなくなること》
それは何よりも恐ろしいかもしれない。


人間行動学上その人の行動は人柄や過去の痕跡からある程度筋立てできるが、
パンデミックなどの異常事態からは人はどうなるかは、なってみなきゃ分からない。

それがこの映画では人々が絶望したり凶暴になったりモラルがなくなったりとさながらゾンビ映画のよう。
しかし現実それが起こってるという事実。
世界だけじゃない日本でも心当たりのある人が多いのでは?

デマによるトイレットペーパーや食料の買い占め
マスクを巡って店員との揉め合い
ルールを守る飲食店や医療従事者などに向けた心無い言葉の数々
意図的に県外に移ったり、ウイルスを撒き散らす等など

不安に思うのは当然だけど言動がそれに伴ってないと思った。
(情勢にすぐ文句を言ったり自粛警察なるものも然り)


恐ろしいことだけれどもきっとこの映画にもリソースはある。スペイン風邪(インフルエンザ)、新型インフルエンザ、MARS
コロナに限らず多くの伝染病の歴史から学ぶことはまだまだ沢山。


いずれは収束するもの永遠ではないものと信じることも大事だし、希望を持ち続けて辛抱することも大事。
何より正しく理解をしなくてはいけないし正しい行動と心がけを持ち続けることが大切だと思った映画(めっちゃ長い文末)
Asuuu

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