雨雲模様

毒娘の雨雲模様のネタバレレビュー・内容・結末

毒娘(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この家で幸せになることはちーちゃんが許さない。

ちーちゃんの最大の思い出の一つである家で引っ越してきた家族に降り掛かる不幸がメインストーリーであるが、ちーちゃんの家に対する執着心も凄いのだが、不法侵入をするたびに謝りにくるちーちゃんの父親は何なんだレベルで愕然。

謝りに来ながらトイレが近いからトイレ借りたいですって謝りに来た人が言えるセリフかよ。

とにかく毒娘ってより毒親。

勝手に入り込んだちーちゃんと仲良くなる不登校の萌花も父親が再婚したことにより新しい母親とのわだかまりがうまく解消されないまま日々が流れていくのだが、萌花の父親もちーちゃんの父親もダメ親父という点では良い勝負だろうか(笑)

結果萌花のダメ親父がちーちゃんと実の娘により殺されるのだが、あれだけダメ親父ぶりを露呈しまうと可哀想より殺されて当然な人が殺されている。

表向きでは萌花のためにと言いながらの理想論を押し付ける、語る。それで家族二人を養えるからそこそこの収入がなかったら言えないセリフだろうけど理想論だけで非家庭的である。それで後妻の仕事復帰に反対し仕事ばかりで料理さえも作らず冷凍食品ばかりだったという前妻と比較するのは論外だ。

萌花は逮捕されて少年院に入るがちーちゃんは逃亡し思い出の家に新しく移り住んだ家族にも不幸を味わせるというところでエンドロール。

序盤にチラッと出ていたが不法侵入した10代の男女に対しちーちゃんが制裁をするのだが、流石にこれだけ事件が起きたら売物件にもならないね、解体するしか無いんじゃないかm(_ _;)m
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