マクガフィン

毒娘のマクガフィンのレビュー・感想・評価

毒娘(2024年製作の映画)
3.7
本格的にホラー展開になりそうな所からヒネリがあり、触発されてロマンシスやニアGLのような関係に発展する意外性に驚く。子供の無邪気な悪意と不気味さを描写するが、毒父の自己中心性バイアスで本質をまるで理解していない、別なベクトルの気持ち悪さが何とも言えない。

女達が連帯したが共鳴したわけでなく、ベクトルが少し違うことが何故か悲しかった。次第に赤色が自由の象徴のように感じ、赤の反対は白だと思うのは日本人的な感覚だろう。