何かを手放したわけではないのに、確かにあったものが消えてしまったような感じがした。温かさに寂しさが混じっていた。
自分を全く知らない他者が生活の痕跡を見たら、自分はどんな人間に見えるんだろう。どんな…
アケルマン『一晩中』を想像してたらどちらかというと『アンナの出会い』。音が繊細。家に対する郷愁、夜の怖さと何かよくわからない憧れ。言葉にする前のグラデーションが画面に映っていて生理的に凄く、「合う」…
>>続きを読む終電を逃した女性がその夜に街を彷徨い帰宅するまでの、ただそれだけの取り留めのない話。固定カメラを多用した静的な映像の中から「ありふれた日常に潜むちょっとした非日常」が浮かび上がるところに、同じ毎日を…
>>続きを読む画面の美しさと語りの映し方が本当に綺麗で好き。
部屋のロングショット、空き家にいる知らない人との約束、防犯カメラで扉が閉まった後の反射に映る主人公、天才か〜。
序盤で「あれは奇跡だろ〜ゲラゲラ」…
最初の長回しのシーン、好きだったな。
家で何もせずぼーっとしてる日だけしか感じられない、あの美しくほんのり寂しい日暮れ。
予告編(最高)を見てカタルシス映画かと思ってたけど、そんなことはなかった。彼…
日本初公開ということでチェックしていたバス・ドゥボス監督の2019年作。時間があったので、こちらから先に鑑賞。これが思っていた通りのじんわりと沁みる作品だったので、来週に「Here」の方も見に行こう…
>>続きを読むベルギーでも移民や出稼ぎの人が多く、それぞれがいろいろ抱えているのだなあと、不自然なぐらい同僚と笑うシーンを観てまず思った、最初に俯瞰した部屋の長回しから入ったことがあとから効いてくる感じではあった…
>>続きを読む何でかわからないけど注目されているバス・ドゥヴォス監督の作品を見に行った。これが、ちょっと眠くなるけど面白かった。
ベルギーのブリュッセル(アケルマンの
「ジャンヌ・ディエルマン〜」を思い出す)が…
©︎ Quetzalcoatl, 10.80 films, Minds Meet production