人々が寝静まった夜の街で小柄な女性がぽつんと歩く姿。
人の活動が止まった夜の街は真っ暗で、
そこで響く音は木々が揺れ動く自然の音と
少しの自動車などの機械音。
当たり前すぎる音に改めて耳を傾ける時間…
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「here」よりは多少動きがある。ただ、動きで何かを表現していないのは意図的なのか。画面はアス比、暗さ共にケリーライカートを思わせ、随所にエドワード・ホッパーの画を想起させるライティングがある。電車…
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夜道が綺麗でなぜか休みの前の夜に観たくなる映画でした。
内容は綺麗で夢が膨らむ南の島の旅行代理店のポスターより、うだつのあがらないいつもの日常でも少し視点を変えたり、いつも違う帰り道だと魅力的で発見…
16ミリスタンダードサイズ。トーマス・アルスラン的問題意識。主人公の背が低い。ゆっくり動いて深夜ブリュッセルの車道を映すカメラ。位置高め。人物の歩く前をカメラが後ろ向きに動いて映す。後ろから追うカメ…
>>続きを読む杉田「ひかりの歌」、濱口「親密さ」、ライカート「ミークス・カットオフ」、サーク「風と共に散る」、アケルマン「ディエルマン」「一晩中」など枚挙にいとまがないように、映画がうつす暗闇には必ずといってよい…
>>続きを読む家まで送ってもらう車内での会話や、受付がいない間に病院内に忍び込む場面などコミカルにできそうなのに中途半端に鈍臭いのが良くない。『ブンミおじさんの森』と同様に電灯に犬を括り付けている紐がスルリとほど…
>>続きを読む夜は昼間よりも不思議な一期一会がある。その隙間から彼女の人生や人柄を垣間見る。「Here」同様に映像は美しく温かく、個人的にはこちらの作品の方が好みだった。どこか「ナイトオンザプラネット」に通ずるも…
>>続きを読む©︎ Quetzalcoatl, 10.80 films, Minds Meet production