宣伝にアケルマンが引き合いに出されていた、ベルギー出身の監督作品。
終電で寝過ごし深夜に徒歩で帰宅せざるを得なくなった清掃員のムスリム中年女性が一晩で出逢う人々との一期一会を淡々と静かな間とともに…
「家ついていっていいですか?」のスタッフに、こういうアイデアもありますよ。って言ってあげたい。
ふいにフィクショナルになる瞬間(犬の手綱)が、それまでの静謐な空気の均衡を破り映画を見ていることに気付…
“Ghost Tropic”
Tropicとは一体何を意味するのか。
ブリュッセルの夜の街を歩く現代のロードムービー。移民系の女性の強さと、その日常の中に潜む“非日常”による、小さな冒険の物語。
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「Here」がとても良かったので同時公開されている前作も鑑賞。
こちらも眼差しが優しい。
夜の街の切り取り方、時間の経過の見せ方が好み過ぎる。
車に乗せてくれた店員の女性と家族の名前は伝えあったけど…
このレビューはネタバレを含みます
夜と光の映画として完璧ではなかろうか。洗濯物のカゴが置かれていたりして生活感の強い無人のリビングが、画面左にある窓から差す光が徐々に弱くなり暗くなっていく。営業時間を過ぎたモールの中を案内する警備員…
>>続きを読む深夜のブリュッセル、そしてそこに息づく人々の相貌。
清掃業の仕事をしている女性は終電を逃してしまい、深夜の街を彷徨することとなる。鑑賞者は、彼女の一夜の歩みに同行する。
冒頭映される夕暮れの部屋とナ…
Hereと連続して鑑賞。こちらも傑作!
終電を寝過ごした一夜のショートトリップという筋書きが既にもう良いうえに、夜の切り取り方がひたすらに美しく魅了された。
一夜の中で出会う様々な人間や犬との交流模…
©︎ Quetzalcoatl, 10.80 films, Minds Meet production