檸檬

ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版の檸檬のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小さい頃に買ってもらったバムセのぬいぐるみは、この年になってもベッドのそばに置いてある。

ロッタちゃんはなかなか配信されないのでもう一生バムセの活躍が観られないと諦めていたら、この度公開になって本当に嬉しかった。

正直なところ小さい子供は苦手だ。でもロッタちゃんは可愛い。
ロッタちゃんのわがままや一つ一つの言葉を、ニーマン家の家族みんなが慈しみ、ロッタちゃんを大切に思ってることが伝わってきた。ガサついた精神を毛布で包んでもらった気分になった。

クリスマスには帰っておいでね、という距離感の保ち方が気持ち良いと思った。北欧流の距離感?
小さなロッタちゃんの引き起こすミラクル。幸せなクリスマスがニーマン家に訪れて本当によかった。
お店を畳むおじさんとも絶妙な距離感。お別れも爽やかで、お店がうまくいかなくてこの地を去るという寂しさがあまりない。見ていて嫌な気持ちになる瞬間がなく、素晴らしいヒーリングタイムだった。

お茶の相手として座らされているしわしわバムセが可愛かった。バムセが間違えて捨てられた時、袋でぎゅうぎゅうになっていたのも可愛かった。無事に帰って来れてよかったね。

ロッタちゃんがバムセとずっと一緒にいるように、私も家にいるバムセとずっと一緒にいようと思った。
檸檬

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