ガリ

クロッシングのガリのレビュー・感想・評価

クロッシング(2008年製作の映画)
4.5
◎大好き作品⑨

これは、制作している時から話題がすごくて、ハードルが一気に上がっていた作品でした。

公開されて観てみるとハードルなんか見えませんでした。

当時北朝鮮拉致被害者の方々がまだ日本に帰国できると思えていなかったように記憶しています。

ひどい、ひどいと言われてはいる北朝鮮の実情ですがひどいのパラメーターが自分の中にどんな感じで存在するかを知り、振り切りました。

報道や、情報流出を一切禁止している北朝鮮の内情をなぜここまで映像化できるか、、

監督の命懸けの訴えです。
敢えて北朝鮮の隣国でロケ撮影を行い、1日ちょっとずつ、ちょっとずつ、
場所がバレないように撮影したそうです。
いや、許可無しでよく撮影できたな!って場所あります、、実際何度か危なかったらしいです。

上映するかも問題になった作品だったのですが、躊躇なく日本まで作品がたどり着いたのには感動でした。

衝撃的なラストには呆気にとられるしかありません。

信じるか信じないかはあなた次第。
なのですけど、私としては知りうる状況からはここにたどり着いてしまいます。

イーサン・ホークの『 クロッシング』が同時期で、
クロッシング観るぞ!!!ってなった時にイーサン・ホークが先に手元にたどり着きましたね。面白かったです。

パワー作品だと思います。
人生に残る1品です。
ガリ

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