このレビューはネタバレを含みます
初タルコフスキー
圧倒的映像美
冒頭に修復作業は〜で行われたみたいなテロップが流れて「オオカミの家」がよぎったけど今回は事実を述べている。
水を印象的に使う監督だと聞いていたが、本当にその通りで、心に残るシーンはどれもどこかに水があった。霧、小雨、温泉、湖、それぞれの揺れ方や音が心地よく、疲れた状態で行くとおそらく意識を持っていかれる。
全てのセリフやシーンを理解しようとしたら泥沼にハマるのでほとんど考えずに画面を観ているだけだったが、正解だったらしい。
同じ名前を冠した主人公に監督はどんな思いを込めたのか。
鑑賞後の余韻はあるものの、★4.6以上をつけるにはまだ映画経験(ひいては人生経験)が足りない気がする。