あまりにも頭がおかしく、日本ではもちろん海外ですらほぼっほぼ知名度のない(なんならギリ日本の方が知名度あるかもしれないくらいの)上級キチガイ映画。

冴えない会社員のクリス。職場では雑用を押し付けられ、通っている空手教室では女性生徒にボコられるという悲しい日々。
そんな彼の唯一の心の拠り所は「キリスト」や「神」、「月」と言ったイマジナリーフレンドだった。ある朝目を覚ますとイマジナリーフレンドのキャプテン「太陽」に幻想の世界へと連れていかれ、ハチャメチャに振り回されつつも、クリスは己の生き方を見つけていく。

自分の生き方を見つけていく。とか素敵な雰囲気醸し出してるけど実際の中身はゴアとうんこと支離滅裂の極み。紛れもないゲテモノキチガイムービー。

ｰ

朝起き、お花畑に連れてこられたクリス。ベッドの下にはレールが敷かれておりそのままベッドはトロッコのように移動する。
周りには雲をモチーフとした感じのもこもこの着ぐるみを来たイマジナリーがおりトロッコ(ベッド)を引っ張ってくれる。

そのままひまわりへと向かうと急にサーカスに切り替わり、忍者や魔導士などのイマジナリーが自己紹介がてらに登場。

さらにトロッコは進みいかにもお化け屋敷っぽいピエロの見た目をした入口に入る。

と何故か急に宇宙に飛ばされ、キャプテンの「太陽」とご対面。すると「さあ降りな」と言った「太陽」は口から炎に包まれた拳を飛ばし月まで飛ばされる。

「君は今、僕のアゴの上にいるよ。じゃあね」と言われ月から落とされ、様々な惑星とすれ違い地球に落ちてきたクリスはそこにいた謎の恐竜に食べられる。

その恐竜の腹の中には虹色の胃液と思われるものとたくさんのアナルがありクリスはアナルに飲み込まれる。(???)

ウォータースライダーを滑るように腸を滑り糞まみれになるクリス。そして虹色のうんことして排泄される。
※まだ半分でも無いです(??????)

ｰ

とまあ、いくら文字に起こしても実際に観ないと「？」だし実際に観ても「？」。
終始意味不明の極みだしもはやこの勢いに振り回されてるのが面白くて笑ってしまう。

幻想世界は基本GB(人物の背景を切り取り別の背景と合成したもの)で、多少の粗さはあるものの気にならない。むしろこの若干の雑さがさらに笑いを引き立てているようにも感じた。

GBは普通くらいだけどCGはそれなりで、ゴアや血にCGが使われてるのが残念なもののそもそもそこまでゴアは無かったのでまあヨシ。
映画の根本にあるものは「クリスの成長」なんだけど、幻想世界でも現実でもイマジナリーフレンドに振り回されすぎてて最後まで基本イマジナリーが暴れてるだけ。それが最高に愉快。
何故か急に忍者が会社に来て社員を虐殺し始めるし、トイレ休憩行ったらコロシアムになってるし。

何故かでっかいちんぽが生えてる馬(の格好した人)との農場戦争でずっと笑ってた。

とまあこんな感じで「考えるな、感じろ」ムービーなわけなので本当に「観て」としか言えない。
ゲテモノ好き、キチムービー好きはハマるんじゃないでしょうか。私は大好きですよ

追加までに4ヶ月かかってて笑えない。
⬇
視聴 2023年8月11日

• #izuのお気に入り
• #日本未公開ξ
• #izuのmark1作品
• #Incognita
• #カルト映画i!