らんらん

あばれ鳶のらんらんのレビュー・感想・評価

あばれ鳶(1956年製作の映画)
4.0
市川雷蔵主演のモノクロ映画
出てくる女優さん(瑳峨三智子、近藤恵美子、中村玉緒etc)がみんな美人!

【あらすじ】
町火消しの小頭である雷蔵は、小唄の姉さん瑳峨三智子といい仲

だが瑳峨三智子に横恋慕したチンピラ旗本(伊沢一郎)らにより組全体にいやがらせが続く
江戸の平和を守る町火消しである雷蔵が手出しをすればそれを助けようと手を貸してくれる多くの仲間にもお咎めや迷惑がかかってしまう

我慢の日々を送る雷蔵&瑳峨三智子の恋の行方は、、、

【感想】
ラストがちょっと惜しいかな
チンピラたちを成敗しない(さらにはお咎めもない)のがスッキリしない

バレ書くと
散々アコギな真似してきた旗本たちだが、その屋敷が火事になる
火を消してくれと必死で頼む旗本たち、雷蔵らは町火消しの誇りにかけて消火作業、旗本たちは感謝反省する、、、って流れ

いやいや、許されるか?
纏持ちの弟分殺されてるのよ?瑳峨三智子は何度も拐われていやらしい目にあってるのよ?乱暴強奪により火消しの誇りである纏までおもちゃにされたんだよ?

このなあなあ感が現実味があるのかもしれないけど、スッキリしない
おまけに悪人側にも事情があるみたいなフォロー?本人はそこまで悪くないけど周りのチンピラに利用されてるみたいな、そんなのもスッキリしないなー

このへんもっとスッキリさせてくれたらもっといい映画だったと思う

その他メモ
雷蔵の白塗りがどきついくらい濃い映画
瑳峨三智子のツンデレが相変わらず絶品
脇役だけど中村玉緒がかわいらしい
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