レスラーを狙った連続殺人事件が発生！警察はバット・ウーマンに協力を仰ぐが、事件の背後にはレスラーを半魚人にして地球を征服しようと試みるマッドサイエンティストが存在していて......というお話
真っ昼間に半裸でシュノーケリングしながら海の中で半魚人と闘う、大富豪であり謎の覆面レスラーでもあるバット・ウーマン！
60年代の程良いメキシコ・スペクタクルアクション映画。特段面白いわけでは無いし間違いなくバカ映画なものの、つまらない訳でもなく程良い馬鹿みたいな空気感を纏ったまま進行する。案外物語のテンポも良くて見せ場も所々にあり、終盤もまあそこそこ盛り上がる。まさに王道的な60年代スペクタクル。
80分という程良い尺の中で程良い起承転結があり、程良いアクションもあり、程良いオチを見せて程良く終わる......演出とかショットとかが特段素晴らしい場面も無ければ、映画自体も特に何も言うこと無いけど、ここまでコテコテで少しほのぼのとした60年代映画を今見ると、クラシックな魅力が詰まっていて確かに心惹かれるものがある。普通に面白い。
でも怪物に聴かせる高周波をそのまま観客にも直に味わわせるのはやめてくれ！かなり耳が痛いです......
