桃の餅主

ぬくもりの内側の桃の餅主のレビュー・感想・評価

ぬくもりの内側(2023年製作の映画)
4.8
人間の生死や最期、人の絆や愛などを描いてて、永遠のテーマかなと思うからキリが無いという感じで好きな俳優とか、きっかけがないとあまり観ないタイプの作品です、本来なら

しかし、人にはタイミングがあって、どうしてもこの作品を観たい!と思い映画館へ

結果、上映中ほぼ号泣!

様々な人の様々な人生、でも、みんなに最期はやってくる、その時…観た人の殆どがどこか刺さる多面的な要素たっぷりに思います
テーマは明確で人間模様も特殊では無く誰かの日常、見聞きした事ある、そんな中に観た人の感情と涙腺を動かす大事なものがありました

昭和のノスタルジックな印象でしたが古くも流行りでも無い作りは息長い作品に熟していくかもと思ってます

ドライな目線の感想は国内では漫画原作、アニメ、アニメ実写化などが多い昨今によく作ろうと思ったな、大きい映画館での上映によく辿り着いたな
監督も演者も正直マイナーの方かと思うので、それこそ凄いなと
作品の内容も含め田中壱征監督作品追ってみたいと思います

ここから私情ですが、お伝えしたいです
大事な人が旅立って、多忙な日々、泣く時間も泣く事も上手く出来ず、遺族後遺症でメンタルが相当不安定な時、覚えてないですが何かしら宣伝を見聞きして「ホスピス」というワードだけで観に行こうと思っていました

映画館は1人誰にも見られず、しっかり泣いて泣いて泣き切っていい場所なんだと教わった作品となりました
この時、しっかり泣いてなかったら、遺族後遺症は長引いたと思います

泣き過ぎて嗚咽や低血圧症まで出て帰路コンビニで胃腸液飲みました
桃の餅主

桃の餅主

桃の餅主さんの鑑賞した映画