テッサロニキ映画祭にて。
面白かった。「ニューオーダー」っぽさも感じる(あそこまで激しくないけど)南米ブラジル産階級格差スリラー。
ファンタスティックフェストの作品賞だった。
農場の労働者の反乱。奴隷、植民地主義、入植と強制移住などうっすら思い出す。
富裕層一家が別荘の農場をリゾート地に変えようと現地を訪れると家が荒らされている。
会社や工場の閉鎖のドラマにも似た展開を経て、労働者の暴走はさらに加速する。
夫婦が労働者を人というより労働力と見なしているふしあり、労働者にもトラウマや過去からの積み重ねあり、話し合いもろくにせずに決断すればそりゃモメるわなと思うが、冷静さを失った両者の対峙で惨劇が。
車って一見安全に見えるし、運転して逃げられるのでは？と思うが、一気に閉鎖した恐怖空間になる。
暴力にも理由があるがそれにしても。しかもそれぞれの事件が影響し、次に何が起こるのかとヒヤヒヤし、静まっても緊張感が続く。
残酷すぎる代償。
ラストの意味をどう捉えるか。
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