このレビューはネタバレを含みます
2065年のアメリカ、宇宙への一時移住者に指名されたジュニアの身代わりとしてクローンを残すこととなったジュニア・ヘン夫婦を描くSFスリラー映画。
本物のジュニアが失ってしまっているヘンの音楽への理解、描いていた夢や希望、夫婦としてのコミュニケーションをクローンであるジュニアが持ち合わせていることで、クローンに強く惹かれるヘンだったが、本物が帰還したことでクローンは処分されてしまう。本物はやはり自分の考えを押し付ける頑固な男で、絶望したヘンはジュニアの元から去る。
終始漂う不穏な雰囲気が好みで、何が起きてるのかどういう状況なのか興味を掻き立てられました。冒頭からいるジュニアがクローンであることが終盤に発覚しますが、そこからいろいろ繋がっていく感じです。
ストーリー自体が目新しい訳ではないし、全てを理解できてもないと思いますが、満足感がありました。