シアーシャ・ローナンにポール・メスカルという超強力タッグで絶対面白いと思っていたら肩透かし……。
原作者のイアン・リードが脚本にも携わってるのに原作の良さが消えてしまっていてとても残念だった。監督ガース・デイヴィスの他作品を観たことがないので(不勉強ですみません)何とも言えないけど、うーん、全体的に間延びした印象で物足りなく感じてしまったかな。
愛し合い共に生きていくと決意して夫婦になった二人でも、相容れないズレはどんどん大きくなるし、受け入れ難い事案は出る。愛した人と同じ容姿で自分のありのままを受け入れてくれる“代替”がいたとしたら、人はどちらを選択するのか？迷いはしても結局ヘンと同じ行動をとるのかもしれない。しかしこれって自分も淘汰される側になるかもしれず薄ら寒くなる。愛することと支配欲は別物だと思うが、意外と履き違えている人が多いということか。
しかし、シアーシャ・ローナンは相変わらず素敵でした。やっぱり私は彼女の声が大好き。
