如月カルラ

聖夜の惨劇 ニッセやりすぎるの如月カルラのレビュー・感想・評価

3.3
アメリカからノルウェーに引っ越してきた家族。ノルウェーの家にある納屋にニッセ(ノームのような妖精)が住んでいるのを見つけたルークは、ニッセにクッキーを与えたりして交流を図る。
でも家族はニッセの存在を信じず、ニッセの嫌うことを(意図せず)やり、怒らせてしまった。さぁ大暴れの時間だ!って感じ。

怒った納屋のニッセは咆哮を上げて、近くに住むニッセ達を呼び寄せ、復讐を開始。
人間側はサンタ役をかって出てくれた街の気のいいおじさん、警察官の女性が犠牲に……。

ただ、ニッセやりすぎるというサブタイトルだけど、ニッセよりも人間側の方がかなりやりすぎているような……?
人間は2人が犠牲になっただけで、ニッセ達は数え切れないくらい犠牲になってた。(殺意剥き出して襲ってきたとはいえ。)
割と流血表現多めだけど、ニッセのポテポテ走る感じや、街の人たちと同じようにお酒を飲んだら酔っ払って、陽気に踊ったり騒いだりと可愛いシーンもある。

父親が個人的には大分ダメな人間で、ラストで「いいクリスマスだったな」って言った後、家族から最悪だの悪夢だの人が死んだだの責め立てられたにも関わらず、「でも家族の絆は深まった」って言ったのがもうダメ。
楽観的で計画性がないというか自分主体というか……なんというか……ちょっと好きになれなかった。

面白くはあったけど、同じクリスマス映画ならバイオレントナイトやホームアローンの方が笑いながら観られるかも。
如月カルラ

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