松山洋

劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血の松山洋のレビュー・感想・評価

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『マーダーミステリー』というゲームはやはりプレイするものであって、観るものではない、と思い知らされましたね。ましてや、演技をするプロである俳優という職業との食い合わせの悪さもちょっと露呈する形になってました。

「オレ、アドリブはキビシいって言ったじゃん」

いくら「カット」の声がかかった後とはいえ、役者にこれを言わせてしまっている時点で無理があることを(作品)自らが吐露してしまっている。

構成自体は実に『マーダーミステリー』していて好感が持てました。(冒頭のアバンがオープニングフェイズ、議論があって、調査フェイズがあってそれぞれが実際に人の部屋に行って荷物を漁って証拠を持ってくる、そこからまた議論→調査フェイズ、最後にオチからのエンドロールが感想戦になっていて、その最後にエンディングフェイズ)

脚本は典型的な『マーダーミステリー』の型を踏襲している(と思われる)のでかなりスタンダードすぎる展開になってます。
松山洋

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