Omizu

まだ明日があるのOmizuのネタバレレビュー・内容・結末

まだ明日がある(2023年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

【第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 主演女優賞他全6部門受賞】
コメディエンヌとして人気のパオラ・コルテッレージの監督デビュー作。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では作品賞他全19ノミネート、主演女優賞(パオラ・コルテッレージ)など6部門で受賞した。

2023年興行収入1位となるヒットを記録したというが…これかなりヒドい作品だと思うんだけど。

かなり笑いが会場内で起きていたが、自分には全く合わず。何が面白いのか理解できなかった。イタリアのコメディで笑えたためしがないのでこれは自分の相性の問題だと思うが…

白黒の撮影も効果的だとは思えない。カラーだと何が問題だったのだろうか。批評的成功を狙って白黒にする映画が流行っているが、本作もそうとしか思えない。

確かにラストは「え!?」とはなった。しかしそれってただ単に脈略のない結末でしかなくない?意外な結末、と肯定的に捉えることはできなかった。展開的な積み上げがないのが問題。このラストにするならそれ相応の丁寧さが必要だったのではないか。

演出として上手いと思ったところが一つもなかった。終始気の抜けたコメディのようで緊張感がない。脚本も中身がなくヒドい。

久々にほめるところが見つからない映画に出会ったかもしれない。
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