おにおに

結束バンドLIVE 恒星のおにおにのレビュー・感想・評価

結束バンドLIVE 恒星(2023年製作の映画)
5.0
これは映画なのか?というのはありつつ見つけたので書こうとおもいます。


「ぼっち・ざ・ろっく!」というよりも、もはや劇中バンド「結束バンド」のファンなのでこれは絶対行きたかった。
その前にヒューリックホールっていうところでやったイベントで「ミニライブ」ってあったのね。
「ええっ!ライブ?!」ってなったのでもちろんそれにも応募したけどハズレ。

で、「次はなんとZepp Hanedaだー!」ってなって、もうありとあらゆるルートから応募したけどハズレ。
中のひと本人たちが言ってましたが「わーこんなにきてるすごーい!」とかではなく「え・・・こんなに応募きたの・・絶句」
ってドン引きするくらい倍率がすさまじかったんだって。

それは当たらんわなぁ。

そういうことで、泣く泣く配信参加。配信も3500円くらいだっけ?有料だったけど、これはほんとうによかった。
まさに「夢」が「実現」したって感じのライブでした。

そのライブがBDになって、同時に劇場でも期間限定で公開しちゃうよ!ということでできたのがこの「映画」です。
「映画」っていってもライブBDですね。

この劇場上映も、「劇場上映記念舞台挨拶」回が新宿バルト9であって。
それに応募したんだけどこれも外れて、やむなく、その舞台挨拶回の「生中継」回でみました。
同じ時間帯、同じ新宿バルト9だけど別の部屋っていうw

それほど神なライブだったので、もちろん円盤も買ってね。
のちにこのときのを音源化したのがSpotifyで配信になっているので、クルマでもよく聴いています。


「結束バンド」は説明不要かとおもいますが、一応説明しとくと。
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の4人の主人公のCVをあててる4人の声優さんが、それぞれ持ち歌を歌うバンドです。
楽器は演奏できないので、バックバンドはプロのミュージシャンの方々なんですけどね。

で、メインボーカルが喜多郁代役の長谷川育美さん。彼女が9割歌います。
主役の後藤ひとり役の青山吉能さんは「転がる岩、君に朝が降る」。
虹夏役の鈴代紗弓さんは「何が悪い」。
山田リョウ役の水野朔さんは「カラカラ」。
それぞれ1曲ずつは歌いますがそれ以外が全部長谷川さんなのね。

この長谷川さんのステージがよい。CDの時点でもう知ってたけど歌がうまい!!
アーティストデビューも時間の問題ですねって言われてますw

最初に書いたけど、もちろん「ぼっち・ざ・ろっく!」から入ったんだけど、「結束バンド」のファンに完全になりましたねー
aikoがもしアニメ作品で誰かの声をあてます!ってなったら絶対そのアニメみるでしょ。
それと同じ理屈で、長谷川さんCVのアニメは追いかけてみるようになりました。

それくらい好きな「アーティスト」ですねもはや。
長谷川さんはもとより有観客のステージでこんな歌う経験は、ヒューリックホールが初めての経験だったそうで。
Zeppのときが2回目?3回目?だったのかな?
ステージでどんなふうに歌えばいいのかっていうのが、最初はまったくわからなくて「横に揺れながら歌う」しかできなかったんだけど。
いろんな歌手のステージを研究して練習して・・
その結果、もう売れ線の一流アーティストに決してひけをとらない、盛り上げるのも上手なね、すごいパフォーマンスだったよ!


このライブのセットリストは
『第56回オリコン年間ランキング2023』において「作品別売上数部門」の「デジタルアルバムランキング」で1位を獲得した「結束バンド」の全曲、および新曲のシングル2曲になってます。

MCがちょっと長いところがあるけど、それはBDのコメンタリー聴いてるとわかるんだけど、「次に歌うはせみさんの準備がちょっとあって、その間に間をつないでくれ」ってリクエストがさゆみさんのイヤモニにきてて、それでさゆみさんが一生懸命なんとか場を持たせていたそうなんですね。
はせみさんはもう袖でスタンバイしていたんだけど、それが伝わってなくて、「長いな」ってなってたんだって。

そういうのも「それがライブ」やで!


劇中では、文化祭のステージでぼっちちゃんのギターの弦がきれて、アドリブ演奏を喜多ちゃんがやって、ぼっちちゃんも「ボトルネック奏法」という技を出すっていうシーンがあるんですけど。そこの演奏を完全再現!

また、初めてのライブハウスでの演奏のときでしたっけかな、「あのバンド」。
ぼっちちゃんのギターヒーロー魂が覚醒して、ソロ演奏からのー!っていうシーンがあるんですが、そこの演奏も完全再現!

画面越し、スクリーン越しからでも、もうめっちゃ盛り上がった。

「転がる岩、君に朝が降る」は、作品では最終話のエンドロールの、それはそれはよい曲なんですけど、これのときは、青山さんが密かにギター練習していたそうなんですね。それで青山さんがギター演奏しながらだったんだけど、これもあがった。
あがったんだけど、プロの演奏で、青山さんは歌唱に集中して欲しかったな、っていうのはちょっとあった。

とにもかくにも。
「結束バンド」の音楽は、下北系ロックバンドの曲なので、ギターとベースとドラムしかないんだけど。
たぶん人々はこういう音楽に飢えていたんだとおもうんですよね。
最近の今時はボーカロイドのピコピコ音楽ばかりが幅をきかす時代になってしまったから。
それで多くのひとが食いついた。結果がこれです。

もうほんと全部の楽曲がすばらしい!

私はめっちゃaikoファンなんですけど、はせみさんVoと結束バンドの曲とバックバンドの演奏は、aikoのライブハウスツアー「Love Like Rock」と並べてもぜんぜんおかしくないです。

きっとZeppツアーやっても客はいるどころか、チケット争奪戦になるとおもうんですよね。
本業ではないからなかなか難しいとは思うんですけど・・やってほしいなぁ。

いろいろ話がそれましたが、この「映画」はそういう映画です!

★はこれはしかたがない。番外扱いというか。映画という枠をあえて度外視して★5.0だ!
おにおに

おにおに