スワット

THEWILD 修羅の拳のスワットのレビュー・感想・評価

THEWILD 修羅の拳(2023年製作の映画)
3.1
2024年劇場鑑賞24本目 字幕鑑賞
監督キム・ボンハン、主演にパク・ソンウン、脇にはオ・デファン、オ・ダルス、チュ・ソクテを迎えた韓国ノワール作品。

見始めたら、最初にダイジェスト映像みたいなのが流れて、あれ?もしかしてドラマシリーズとか前作とかあった感じ?とか不安になりましたが、ちゃんとこの作品だけで独立している様なので、今後観る方は安心して欲しいです。
って言う注釈つけて上映して下さいとぼやいてしまうぐらい焦った序盤。

物語的にはウチョル、ドシク、ガクス、ジョンゴンの4人が主に絡んでくるスタイルで、騙し騙され、嘘、暴力、レイプ等なんでもござれと言わんばかりの目まぐるしさ。
映像もポンポンと切り替わっていき、しっかり観ていないとついていけなくなるぐらいの疾走感です。
これが良い悪いかは置いといて、自分にはあまり良い方向に作用しなかった印象。
ノワール作品はじっくり世界観に浸らせて欲しいと思う自分には合わなかったです。
各キャラクターにはとても魅力があって、まだまだ観たいなと思わせてくれたからこそ一層という気持ち…。
ドシクの側近なんか良いキャラクターでした。

ラストの誰も幸せになれない結末なんかもなんなら大好物。
ただ色々やろうとごちゃ混ぜにした結果あんまり記憶には残らない過程。
結局みんなは何が1番欲しかったのだろう?と最後まで理解できませんでした。

韓国ノワールに詳しくないですが、田舎で成り上がった先にはソウルというのは共通認識なんだねと感じ、面白かったです。
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