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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突のRYullのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

コロナを超え、サブスクが出来てからの長編作品のトリガーやデッカーが配信用作品感が大きかったので今作がしっかりと劇場で見る価値があるのか不安を抱きながら鑑賞。

始まってすぐにTVシリーズの再編集された復習シーンが始まった時は少し困惑し落胆した。ダムノー星人も正体が読めちゃったので、予告にあった子どもが怪獣に取り込まれるシーンが攫われたのではなく意図的なものとわかり、中間までずっと不安だった。
しかしゴンギルガンが本格的に暴れ始めた際のセットの破壊の派手さに段々と引き込まれ、ブレーザー&ブレーザーとの戦闘も派手になっていて田口監督らしい怪獣映画らしくなっていたので最高だった‼️

国会議事堂をに向かう理由が、大人たちの
一番汚いところが集まるところという理由で、色々と脚本が攻めているなと思った。子どもが大人たちに利用され恨み復讐する話や、親に構ってもらえず親に振り向いて欲しさで暴れる話とかはよく見たりするが、予告からはそんな感じの話には見えなかったし況してやそこから国会議事堂に繋がる時は驚いた。
それにゲントの妻のサトコがなかなか連絡がつかない話から今作のネクロマス社の社長の話から重い病気かと匂わせからのまさかの妊娠だったことにも驚いた。しっかりと怪獣の話そして政府、SKaRDの活躍、主人公が隊長であり父そして夫である理由も全部回収してくれたので良かった❗️

最後までウルトラマンバレがなかったことにも驚いたが、上で述べたことを含めるといらない要素でもあるから、TVシリーズそして今作を纏めると今までのニュージェネとは一線を引く作品になったなと思った。それに今までの映画では新しいウルトラマンや新しい姿が出てくるのが当たり前にもなっていたので、それがなくても十分に楽しめた。TVシリーズまでは良い意味でも悪い意味でもニュージェネ作品の枠の中に収まっている作品と感じたが、この映画を見てエピローグまで見てその枠を飛び越えたなと感じた。
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