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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突のMasterYuのレビュー・感想・評価

3.2
工業地帯に怪獣群が出現した。
特殊怪獣対応分遣隊SKaRDが対応にあたり、姿を現したウルトラマンブレーザーと共に怪獣群を撃破した。
何故その地帯に怪獣群が出没したのか調べると、そのエリアに怪獣の研究を行う「ネクロマス社」の工場があることが分かった。
「ネクロマス社」のある研究が要因だと考えられるが・・・。

劇場版というと往々にしてゲストウルトラマンが出てきたり、新フォームが出てきたりするものですが、本作はTV本編のブレーザーの雰囲気を良い意味でそのまま踏襲した、正にブレーザーの劇場版といった感じで好感。

実写背景との合成や、走りながら変身して巨大化していく等のカット割りのこだわり、はたまた1/25の国会議事堂ミニチュアを惜しげもなく破壊してくれたり、この手の特撮の醍醐味を味わわせてくれるのも嬉しい。

「ゴジラ-1.0」で雪風の元艦長・堀田を演じた田中美央が出てたのにはニンマリ。

ストーリーのポイントとなる「家族」や「親子」というところは、子供向けとしては教科書的ではありますが、それよりも他のウルトラマン映画よりもウルトラマンの出番が少ないところに、子供たちがどう感じるのかが気になる。
元々SKaRDの活動にスポットを当てるブレーザーの構成ですから、所謂防衛隊の格好良さに滾るような子供には問題ないとは思いますけどね(笑)

(スコアは特撮用、3.5点満点)
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