とーしゅん

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突のとーしゅんのレビュー・感想・評価

3.6
テレビ版のシリアスな雰囲気を抑えて
怪獣映画的な景気の良さに振った娯楽作


正直、ブレーザーのハードSF的な作風が好みだったが子供達も見る作品なので、全然正しい内容だったと思う。

テレビ版でやり切ってるっていうのもあるし


何より前のちびっ子たちがオモチャを片手に
本当に映画を楽しんでいるのが伝わってきて微笑ましかった。


上映中やたら喋るヤツは好きじゃないけど
こういうのはこっちのテンションも上がるし
凄くいい鑑賞空間だった。




冒頭10分間の総集編に批判が集まりがちだけど、むしろテレビ版の名シーンをスクリーンで見れて良かった。




映画本編は王道の怪獣モノ+ちょい思想的なメッセージ

なぜ舞台を首都圏に移して戦うのか
という理由付けにもなっていて上手いと思った



ただ重要人物である「彼」の処遇だけど
あの世界観でその後大丈夫なのか心配でならない。

いい感じで終わったが
やってる事が国家反逆罪レベルなのでその後が心配でならない。



普通はそんなツッコミも入らないが
ブレーザーの作り込みがそこまでリアルだったからこその指摘であり
改めてこのシリーズのクオリティの高さを感じられた。
とーしゅん

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