テレビ版のシリアスな雰囲気を抑えて
怪獣映画的な景気の良さに振った娯楽作
正直、ブレーザーのハードSF的な作風が好みだったが子供達も見る作品なので、全然正しい内容だったと思う。
テレビ版でやり切ってるっていうのもあるし
何より前のちびっ子たちがオモチャを片手に
本当に映画を楽しんでいるのが伝わってきて微笑ましかった。
上映中やたら喋るヤツは好きじゃないけど
こういうのはこっちのテンションも上がるし
凄くいい鑑賞空間だった。
冒頭10分間の総集編に批判が集まりがちだけど、むしろテレビ版の名シーンをスクリーンで見れて良かった。
映画本編は王道の怪獣モノ+ちょい思想的なメッセージ
なぜ舞台を首都圏に移して戦うのか
という理由付けにもなっていて上手いと思った
ただ重要人物である「彼」の処遇だけど
あの世界観でその後大丈夫なのか心配でならない。
いい感じで終わったが
やってる事が国家反逆罪レベルなのでその後が心配でならない。
普通はそんなツッコミも入らないが
ブレーザーの作り込みがそこまでリアルだったからこその指摘であり
改めてこのシリーズのクオリティの高さを感じられた。