ねむろう

FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023のねむろうのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2024新作_008


聞いて欲しい歌がある――


【簡単なあらすじ】
日本の音楽シーンをけん引するアーティストのひとりとして30年以上にわたって第一線で活躍し続ける福山雅治が、2023年8月に開催したライブ「言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」を、自ら監督を務めて映画化した自身初のライブフィルム。



【ここがいいね!】
私が中学生の頃には、既に福山雅治さんは音楽活動をやっていて、実際に世間では「俳優」というよりは、どちらかというと「アーティスト」としての認識が強いのかなと思っています。
今回の映像も、そのステージ、そしてその場のお客さんにすべてをかけているというようなところが、しっかりと感じられましたし、その一方で、何年もアーティスト活動、そしてライブに慣れてるんだろうなという余裕も感じられる、素晴らしいライブだったと感じます。
ライブの様子を映画として観るのは、おそらく嵐のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(2021)以来だったような気がしますが、やはり今回もドローンを使っての撮影もあり、そのあたりの躍動感もしっかりあったのかなと思います。
今回、ドルビーシネマで鑑賞しましたが、やはりライブ映像と音楽ということですので、福山雅治さんの歌を「浴びる」ことができる、非常に良い環境で観ることができたかなとも思います。



【ここがう~ん……(私の勉強不足)】
とは言いつつ、私は「福山さんのファン」と言うのもおこがましいぐらいのライト層ではあるので、特に最近の曲だったり、ちょっとマイナーな曲もあり、初めて聞くような曲もありました。
それらもしっかりと楽しめるように、事前に何曲か聞いておいた方が良かったかなと個人的に思いました。
しかし、全くそれを補って余りあるようなパフォーマンスだったかなと思います。



【ざっくり感想】
かねてから、アーティストのライブというものは実際に行くよりも、VTRをDVDなどで観る方が個人的には好きだなと思っています。
もちろん、実際に行ったことはないので、その場・その時の感動というものは間違いなくあるんでしょうけれども、お金もそんなになくて、遠くの席になってしまうと、画面はあるのでしょうが、映画・DVDで見るような非常に繊細な映像やドラマチックなカメラアングルはないのかなと思っています。
また、私が一番こういうライブ映像で好きなのは、「お客さんの顔」だと思っています。
歌をを聞いてうっとりしながらノっている姿、我を忘れて激しくノっている顔を観るのも、ライブの記録という意味では価値のあるものなのかなと感じます。
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