このレビューはネタバレを含みます
オタクですが、少し辛口評価です。
まず、大衆受けは狙えないかな?という印象です。近年コナン映画では大衆受けにだいぶ振り切っていると思います。
しかし、今回は大きな方向転換をしています。オタク向け8割、一般向け2割の作品構成です。
だいぶコアなオタク狙いですかね。
私はオタクなので、勿論超楽しかったです。
黒羽盗一が生存している事、工藤優作と黒羽盗一が双子である事、よって工藤新一と黒羽快斗は従兄弟同士である事。
この3つが明かされただけでも、
大きいですよね。
また、まじっく快斗、劇場版名探偵コナンの2つの世界線が交わった事もオタク心を超絶突き動かしました。
正直まじっく快斗はアニメ版名探偵コナンや劇場版名探偵コナンと絶対交わらないだろうと思ってたんですよね。…
非常に感動しました。
その他にも、中森青子とコナンの絡み、中森銀三警部を守ろうとするキッド姿の快斗…等々オタクが驚愕する場面が沢山ありました。
ただ、作品としての感想を言わせて下さい。
今回内容を詰め込み過ぎたと思います。
全体的に複雑で絡まり合って、散らかっている印象を受けました。
どこに一番重点を置いたのか、
それが不明瞭で分かりにくいからこそ、
大衆評価はいまいちでは無いかと。
正直、黒羽盗一が生きていた事が一番のサプライズシーンであるとするならば、もう少しキッドを深掘りするシーン、掘り下げても良かったのでは無いか…と思います。
コナン、服部、キッドと今作メインキャラの達のシーンやイメージ、表情が何処となく暗いというか。
キャラクターも必要以上に多く出演している為、ごちゃごちゃしていました。
アニメ版でもう少し進めていれば、
こんな事にならなかったのか?!
全体的にほのぼのするシーンがほとんど無く、常に緊迫する場面ばかりでした。
また、北海道での事件が予想以上に尺を取っていました。一人一人事件に関わっているキャラの尺が長い………….
大泉洋さん演じるキャラクターが
今後に関わる重要なキーパーソンであるにも関わらず、本業の声優さんでは無いのも非常に残念でした。
次回以降の作品は大泉洋さんは関わりませんが、黒羽盗一が生存しているという衝撃の事実、そしてコナン達を助けているオタク心擽る場面がある以上、この役に俳優さんを起用するんだ..と思ってしまったのは致し方無いと思います。
許して欲しいです…
あと、服部、和葉…
なんやねん。伸ばし過ぎや!!!
いつまで引っ張るつもりやねん。
福城聖のストーリー長すぎ!!!
まじ長すぎました涙
今日はこの辺で。
次回作の予告も大衆向けでは無いと感じたので、来年以降どう転換していくのか?
方向性や来年のストーリーに注目したいと思います。
このままだと、来年の劇場版では、興行収入右肩上がりの偉業が途絶えるかもしれない…と少し危惧しました。
来年のキャラが諸伏高明なのは間違い無さそうですが、大衆人気が根強くあるキャラでは無いので。
他のキャラ発表とストーリー期待します!