やはり今年もラブコメ好きの先生が推していた平和ではなく、公式推しのキッドがメイン…というか四捨五入して劇場版まじっく快斗でした笑
コナンでのキッド回と違ってまじ快のように怪盗キッドが黒羽快斗である事をありありと感じさせる演出はよかったですが、事件解決の流れが全てにおいて微妙すぎる……
昔の劇場版や原作の服部回のように謎解きに寄せたいのか、近年の劇場版のように特定の人物に焦点を当て掘り下げたり、アクションで魅せたいのかはっきりせず結果どちらも中途半端。
事前に散々匂わせされていたとある解禁がCパートでやっと流れ、そこのインパクトでぐだぐだな本編の印象を帳消しにするような言わば終わりよければ全て良しといった空気感でした。
それとは別に同じくCパートの快斗くんと青子ちゃんはほのぼの出来てよかったです。
いいなと思った演出は快斗くん周りに関することばかりだったので、キッドだけに焦点を当てていればもっと面白くなりそうだったのでもったいない…
人物に焦点を当てられていないのに「青山作品のキャラたくさん集めとけば喜ぶだろ」を感じて近年で最も良くないキャラ人気への頼り方も残念ポイント。とっ散らかった構成と作画レベルもテレビスペシャルレベル。
全体のストーリーを楽しむのではなく、劇場版初登場の人物、過去作や原作のオマージュ発見、匂わせの正解を得るために映画を観るような作品でした。
肝心の本編が微妙すぎてわざわざ映画館まで何回も観に行こうとはあまり思えない。
