コナンに加え青山剛昌ワールド好きのためのお祭り映画。終盤の驚愕展開には「おおっ!!」となりつつも、ストーリー展開は前作の「黒鉄の魚影」の方が個人的には断然好みだった。
メインとなる怪盗キッドが冒頭から絡む暖機運転なしでのスタートはテンポはいいものの、次々に強制投入される謎解き、冒険、ロマンスの追加調味料が次々と投入されたことでストーリーの最終的な味がボヤけた印象。
あんな複雑なトリックをいとも簡単に見破るご都合主義、犯人の動機など野暮に突っ込みだせばキリがないけど、これがそもそもコナンの良さだしなーという気持ちで鑑賞。
結果として、GW向けの作品としては成功例となるセオリーを詰めこんだ娯楽で、楽しかったですけどね。