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Freud's Last Session(原題)のnoborushのレビュー・感想・評価

Freud's Last Session(原題)(2023年製作の映画)
3.3
Freud's Last Session 2023年作品
6.5/10
マシュー・ブラウン監督脚本
マーク・セント・ジャーメイン原作脚本
アンソニー・ホプキンス マシュー・グード リヴ・リサ・フリース
ジョディー・バルフォール オーラ・ブラディ
スティーヴン・キャンベル・ムーア
ジグムント・フロイト(ホプキンス)が1939年に口腔癌で亡くなる前にオックスフォードの
特別研究員に合っていたという記録がある。
ただその人物が誰かはわかっていない。
本作ではその人物を後のナルニア国の作者となるC・S・ルイス(グード)とした創作。
C・S・ルイスは信仰厚く、フロイトは無神論者で信仰について議論を戦わせる。
フロイトが無神論に至るのが家族の不幸であったり、
フロイトの娘も心理学では有名なようだが、医師免許が無いその娘(フリース)にしか
自分の病気を診させなかったり、逆に娘が父親の精神分析を受けていたり
という共依存の関係だったり、実際に父親の分析中に、娘の性的ファンタジー
(娘は生涯独身だった)が明らかになりそうになったら、分析を拒否する等々。
フロイトが研究者にしてはあまりに人間味が溢れすぎているが、
創作なのでどう反応して良いか分からない。
ホプキンスの近作に「One Life」があり、これまた時期が第二次大戦の始まりで
興味深い偶然だった。
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