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リトル・エッラのunkoのレビュー・感想・評価

リトル・エッラ(2022年製作の映画)
3.5
原作はピア・リンデンバウムのスウェーデンの絵本「リトルズラタンと大好きなおじさん」。ちなみに日本では未翻訳らしい。

コミュニケーションが苦手なリトルズラタンことエッラ(アグネス・コリアンデル)は唯一親戚のおじさんトミー(シーモン・J・ベリエル)とは大の仲良し。しかしそんなトミーの元にオランダからやってきたスティーブ(ティボール・ルーカス)が現れる。
しかもどうやら親密な関係みたい…。唯一の親友を取られたと感じたエッラは同クラスで隣の席の男の子オットー(ダニヤ・ゼイダニオグル)と共に、スティーブに様々な嫌がらせを実行していくのだった…。

明るくポップな作品だと思っていたら、中盤から終盤手前ぐらいで、超暗くなる笑
まぁそうなるよなという展開がド直球に炸裂。しかし画は明るいのでそこまで暗い気持ちにはならないのが救い。
スティーブが超絶明るくて超優しいナイスガイが故に、エッラの嫌がらせが凄く浮き上がってくる。こっちも不機嫌に笑
物語は何も不満点がなく綺麗に終わる。久しぶりに気楽に楽しめる映画だった。

ちなみに海外サッカー知識が少しあると全力で楽しめる。
リトルズラタンとは、元スウェーデン代表ズラタンイブラヒモビッチのユニフォームをきたファン(エッラ)のあだ名だと思う。
またオランダリーグでのアヤックスとPSVの関係性。急に出てくるからオランダ出身とオランダのチームをリンクさせないと笑えないかも。ついでマジョルカのユニフォームとか覚えておくといいかも。
作品内でのサッカー要素はそのぐらいだったかな。
その点ではサッカー要素は薄い、といえるかもしれない。
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