サン

リトル・エッラのサンのレビュー・感想・評価

リトル・エッラ(2022年製作の映画)
3.8
ハッピーな気持ちになれるハートフルなスウェーデン映画
程よく笑えるところもあって、エッラの最後の笑顔には泣いてしまった
トミーとエッラ(おじと姪)の友達みたな関係が新鮮だった

トミーの親友ぶりががかっこいい
エッラとしっかり同じ目線で話してるんだよな
友達をして『あげてる』んじゃなく
ちゃんと友達なんだよな
仮装するシーンが可愛かった
2人で歌ってる歌はすごく好きになったThe WannadiesのYou & Me Song

美術館で下品なことで笑ったり、箸で遊んだり、下品なことで笑ったりする
自分の娘とか息子だったらそうはいかないんじゃないかとも思うけれど、子供と遊んでる大人の画を見るといつも幸せな気分になる

エッラはトミーのことを親友だと思うのはよく分かるし、トミーにとってエッラもかけがえのない存在なんだろう

エッラの『親友が離れてほしくない』っていう素直な気持ちが可愛い一方でエッラのイタズラはひどかった
子供は純粋で邪気がないとか聞くこともあるけれど、そうじゃない
無邪気じゃなくて、刃の向け方がかわいい邪気なんだろうな
砂糖と塩を入れ替えるとかすごく可愛いけれど、だんだんエスカレートしていく。お花を渡す嫌がらせは複雑な感情を理解していないと難しいと思うし、こうなっては可愛いだけでは済まされない

「愛に手段は選ばない」
「愛は人をおかしくする」
それを乗り越えてむかえるラストシーンにジーンときました

困った時に知恵や力を分けてくれる友達ってなんて素敵なんだろ
オットーにあげたBFFは大正解だと思います
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