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テルマ&ルイーズ 4Kの843のネタバレレビュー・内容・結末

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

マジで良かった…。強盗したり警察をトランクに押し込めたりしたときはテルマが段々イカれてきて最高だな~なんて思ってたんだけど、イカれてきたんじゃなくて抑圧されてたテルマから本来の姿になってきただけだったんだろうなって思ったら愛しくなったり、今までルイーズも含めて抑圧され続けてきたり、我慢させられ続けられてきたんだろうなって考えたら(ハーヴェイ・カイテル「痛めつけられ続けてきた女達なんだぞ!」)なんか悲しくなったりした。
タンクローリー吹き飛ばしたところなんかは心の中でゴンフィンガーだった。

途中でルイーズが窓の中のお婆さんを見つめて、その後口紅を投げ捨てるシーンってのは、あったかもしれない未来の自分を見てたっていう解釈でいいのかな。お婆さんは小綺麗にしてるけど死んだ目をしてて、窓枠が鉄格子のようにも見えた。なんか印象的なシーンだったな。

映画館の客層も心なしか女性が多かった気がしたし、女性のための映画ってイメージだったけど、いざ見てみたら好きでもないのに毎日会社行ってクソ労働してるおれみたいなおっさんにとってもものすごく刺さる映画だった。

途中の「結末がどうであれ、この旅は最高よ」っていうテルマの台詞、そのときもいい台詞だなって思ったけど、結末を知った今から考えると涙出て来るな。悲しいけど2人にとってはあれで良かったんだなって。

(自分用メモ 2/3)
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