痛快だー。スカッとする爽快さと引き返せなくなる逃避行が良すぎる塩梅。1966年型フォードサンダーバードで、道なき道を砂埃舞い上がらせ、警察車両とカーレースなんて。画が良い、話が良い、人物描写が良い。二人の凛々しくなっていく顔がすごく好き。奔放なテルマと計画性のルイーズ。おーいテルマ、、って思っちゃうけど、そんなのお構いなしの成長ぶりと解放。
the典型で描かれた男たち。ほんとどうしようもない(ジミーはべつ、刑事さんは超典型たる所以に違和感こわい、キャピキャピブラピは憎めない)。女たちの鬱憤と本来の姿はここで。ざまあみろ！
物議を醸すラストはあそこで終わらせる辺り、自分もあれはハッピーエンドだなと思う。
こんなにはっきりインパクト与えられちゃ、誰が観ようと傑作といえるのでは。
